26日にPensacolaのNational Museum of the Naval AviationとEglin AFBのUSAF Armament Museumを見学した後、夕方からWarner Robins AFBに向けて出発しました。途中のAlabamaのInterstate65が封鎖されており脇道にそれましたが、K君はろくに舗装されてない農道でもお構いなしにすごいスピードで運転するのでまるでラリーしているような気分でした。目的地まで法定速度を無視してぶっ飛ばしたおかげで11時半にWarner Robinsに到着、生まれて初めてモーテルに宿泊です。それまでモーテルというと薄汚い安っぽい掘っ立て小屋みたいなもの、という潜入感があったのですが、実際にはNew Orleansで泊まったホテルよりずっと綺麗でイメージがすっかり変わりました。


Best Western。よくあるモーテルです。 Warner Robinsの町並み。普通です。


 27日は午前中にMuseum of Aviationを見学し、その後Atlantaに向かいました。Warner Robinsからは1時間ほど北にあります。


山の向こうにAtlantaのビルが。 ダウンタウンへ。


コカコーラの看板があります。 南北戦争後1989年に完成したGeorgia州議事堂。
ドームにはアメリカ初のゴールドラッシュが起こった
Georgia州ダーロネガ産の金箔が貼られています。


 そのへんの駐車場に適当にとめると係員の兄ちゃんがやってきて何時間駐車する?と聞くので3時間くらい、と答えると、「じゃあ*ドル。」と料金を請求してきました。前金なんですね。踏み倒されないようにしているのでしょうか。

 最初の目的地はWorld of Coca-Cola、コカコーラ博物館です。ここにくるまでコーラの発祥の地がアトランタで、元々は薬用シロップだったとは知りませんでした。でもコーラを薬として飲むなんて・・・かえって気分悪くなりませんか?


すごい行列。少しずつしか入れてくれないので
入場するまでとても時間がかかります。


 エレベーターで3階まで行きそこから1階まで降りながら内部を見学します。数え切れないほどの古今東西様々なグッズが展示されており、コーラの発展の歴史が学べます。ビデオコーナーでは世界各国でコーラが飲まれている様子を映したフイルムが上映されていましたが、日本の場合家族がお正月におせち料理を食べながら仲良くコーラを飲む、というもので「それはありえないだろ!」と突っ込みたくなりました。ほかには今まで飲まれたコーラの本数を示すカウンターがありましたが、数兆?数十兆?くらいの数字だったと思います。ものすごい勢いでどんどん数字が増えていくので小さい桁は数えられません。

 天井にぶら下がる瓶を見るとどうしてもF-105を想像してしまいます。このベトナムの勇者はエリアルールにより胴体中央部が細くくびれていたため「コークボトル」というニックネームが付けられていました。

沢山の瓶がぶら下がり流れ作業でコーラが完成します。中身は本物?


 試飲コーナーでは世界各国の現地会社のジュースが飲めるとあってすごい人だかりです。いくらただとはいえそんなにがぶがぶジュースばかり飲めませんけれど。ちなみにここの床は皆が零すジュースでベタベタで、靴が床に張り付いて歩くたびペリペリ音がします。


様々な国の言葉でコカコーラと書かれています。
もちろん日本語も。
コップを置くと向こうからピッと飲み物が
飛んできてコップに入ります。


 一階でお土産を購入し外に出ます。このころにはもう行列は無かったのでじっくり看板を撮ることができました。Hutchinsonで銃を撃たせてくれたWさんはペプシが大好きですが、私が「ペプシもコーラも味はほとんど同じだよ。それに日本じゃペプシは滅多に見かけないしね。」と言ったら「馬鹿言え!コーラなんか飲んでられるか!ペプシのほうがうまいんだ!」と反論しておりました。この際コーラ好きになってもらおうと思いお土産を買ってあげましたが、残念ながらお子さんに横流ししてしまったようです。


入り口の回転する看板。表と裏で絵柄が違います。
カメラのほうを向きネオンが全て点灯した時がシャッターチャンス。




K君が持つのはもちろんコーラ。
この写真を撮るためにわざわざ買いました。

 次にUndergroundに向かいます。ここは後に訪れるTennessee州Chattanoogaにつながっていた鉄道の駅跡を再開発したショッピングモールです。


Undergroundの入り口。
誰かいるのか、と思ったら銅像でした。

内部の様子。賑わっています。
バンドが曲を演奏していました。


 Undergroundから出てしばらく行くとCNNが見えてきました。この時までCNNの本拠地がAtlantaだということも知りませんでした。


見慣れたマーク。 内部は吹き抜けになっています。


 残念ながら一足遅くてStudio Tourには参加できませんでした。放送の様子も見たかったですが仕方ありません。


Studio Tour入り口 大きな看板。


 次はCentennial Olympic Park。Atlanta Olympicを記念して作られた公園です。6時から噴水ショーをやっているらしい。


Atlantaは100周年記念大会だったんですね〜 仮設スケートリンクがあります。


 6時まで時間があったのでぶらぶらしてると日が暮れてきました。


夜景が綺麗です。 公園中がライトアップされています。


 6時になって噴水ショーの開始です。五輪の形に並んだ噴水口から音楽にあわせて水が飛び出します。仕切りが無いので時々子供が乱入していました。


数箇所壊れていて水が出っぱなしになっていました。
毎日やっていれば故障もするでしょうね。

 噴水ショーを見た後はK君が行きたがっていたレストランへ向かいました。道中ずっと人気が無く不安に思っていたところ突然兄ちゃんがラップで話しかけてきてすごく怖かった・・・。無視して歩き続けていたら、「Thank you.」と言って立ち去っていきましたが、あれは「俺の自慢のラップを聞いてくれ!」ということだったのでしょうか?日本人に披露したって全く意味ないのに。

 危険を顧みず歩き続けてやっと辿り着いたと思ったらなんと閉店!仕方なく引き返すとまた別の兄ちゃんに何か声をかけられましたが気づかないフリをしました。下手に反応して事件に巻き込まれたら嫌ですし。少し先のほうを白人の女の子が一人で歩いており、一番襲われそうなタイプの人が無事なのだから我々も大丈夫かも、いや大丈夫にに違いない!と自分に言い聞かせながら一心不乱に歩き続けました。

 Undergroundは外と打って変わってかなり混雑しています。それはそれでまた怖いですが。地球の歩き方にも載っている評判のレストランにはいるとガラガラ。殆ど客がいなくてまた不安になります。食べ終わって料金を払おうとしたら頼んでいない料理がレシートに追加されていました。文句を言ったらすぐ修正してくれましたが、おそらく故意でしょう。差額をウエイターが着服しようとしていたに違いない。


見るからにHealthyでなさそうな大雑把な料理です。
Bakedpotato食べ切れませんでした。

 駐車場に帰ってすぐHamptonのVirginia Air & Space Centerに出発しました。走り続けても到着するのは明日の朝なので、今夜はホテルには泊まらずに交代で車中泊です。


Drive Index